楽天本社がTBSに統合を申し入れる一方で、来季の監督就任を要請しているシダックス・野村克也監督(70)との交渉が難航していることが13日、明らかになった。楽天側はすでに条件を提示済みだが、都内でシダックスの練習を見守った野村氏は「“やり直してくれ”と言って物別れに終わっている。20年近くヤクルト、阪神などで監督をやったけど、こんな契約書は初めて見た。苦労が目に見えている」とまくしたてた。さらに、球団側は野村氏に対し講演などの評論活動による利益の一部を、球団に還元するよう要求しており「常識では考えられないような条項が入っている」と不満を漏らした。野村氏は契約期間が1年だったことにも難色を示しており、大幅な条件変更が行われない限り、最悪の場合、交渉が決裂する可能性も出てきた。