ソフトバンクからFA(フリーエージェント)宣言し、米国を視察していた城島健司捕手が19日、約2週間の日程を終えて帰国した。関西国際空港で取材に応じた城島は、「皆さんが期待しているような報告はない。気持ちが偏っていることもない」と述べ、去就は未定だと強調。再渡米する可能性も示した。
7日、家族とともに渡米した城島は、マリナーズの本拠地であるシアトルを訪問し、条件提示を受けた。「日本人初のキャッチャーということで(マリナーズにも)不安があると思う。それでも興味を示してくれたのはうれしい」と話した上で、「家族が町の雰囲気を知ることが目的だった。シアトルは良かったですよ」と好印象を得たことを明らかにした。
また、マリナーズ同様、城島捕手に関心を示しているとされるメッツについて、「ニューヨークに行こうと思い、2日取っていたけど日程が合わなかった。(必要があれば)もう一度(米国に)行く」とした。一方、ソフトバンクについては「FA宣言しただけなので(残留の可能性は)事実上ある」とだけ述べた。
城島は「(結論を出すまで)あまり引っ張りたくない」と話したものの、22日にソフトバンクの納会が開かれるなど12月初めまで日程が詰まっているという。