マリナーズの城島健司捕手が一時帰国する。8日のタイガース戦の終了後にハーグローブ監督が明らかにした。誕生したばかりの二男との対面と命名が目的。9日にシアトルを離れ、13日に戻る。
チームの前半最終戦は9日で、後半初戦は14日。9日はナイター明けのデーゲームで当初から先発しない予定だったため、球団が早めの帰国を促したとみられる。
城島は「キャッチャーとして持ち場を離れるのは心苦しいが、やっぱりオヤジとして子どもの顔を見て名前を決めてやるのは大事なこと」と話した。(共同)
◇城島と一問一答…前半戦を振り返る
打率2割8分7厘と10本塁打はチーム3位、打点41はチーム4位。捕手としての出場イニング数は大リーグ全体のトップを争う。だが、ルーキー城島は納得していない。
-前半の出場予定が終わったが。
「もちろん満足していません。もっと打ちたかったし、もっとチームのためになるように守りたかった。もっと盗塁も刺したかった」
-まだまだできると感じているのか。
「全試合に先発で出ていない。10割のバッターはいないし、盗塁阻止率10割もいない。チームも全勝というわけにいかないけれど、まだまだやれる。1年目から疲れていたら2年目、3年目のモチベーションをどこに置けばいいのか分からなくなる」
-改善の余地がある部分は。
「同一カード3連敗が何度かあるのは、キャッチャーとしての反省点。優勝するためには何とか避けないといかんが、そうなったのは自分の力のなさですね」(共同)
毎日新聞 2006年7月9日 19時36分 (最終更新時間 7月9日 19時40分)