【フォートマイヤーズ(米フロリダ州)村田隆和】米大リーグ、レッドソックスの松坂は26日(日本時間27日)、レッズとのオープン戦に先発する。球数は前回パイレーツ戦(21日)とほぼ同じの六回95球が目安だが、メジャー入り後、初めてブルペンに入らず、試合に臨む。「修正したい部分があればブルペンに入るが、今の状態なら必要ない」。オープン戦登板も残り2試合。調子は万全のようだ。
松坂は25日、キャッチボールで肩の調子を確かめた後、ランニングなどで軽い調整を行った。これまで、登板2日前か前日にはブルペンに入り、自身の投球を見直してきた。今回、その必要性を感じないのは、キャッチボールで下半身の使い方に納得ができているからだ。もちろん、体の張りや肩の状態を考慮する意味もある。「シーズン中もブルペンに入らずに投げることはあるでしょうね」と、中4日での登板が続くシーズンのことも想定している。
不安はない。「(肩を)あまり作りたくない方なので。中4日なら(投球練習を)しなくてもいいかな」。西武時代からブルペンに入る回数は少ない方だった。その流儀はメジャーリーガーになっても変わっていない。【村田隆和】
毎日新聞 2007年3月26日 8時27分 (最終更新時間 3月26日 10時00分)