【ソウル22日共同】「またか」。アテネ五輪の体操男子個人総合で銅メダルを獲得した韓国の梁泰栄選手の採点でミスがあったことについて韓国メディアは22日、ソルトレークシティー冬季五輪に続く誤審事件だと強く批判した。
2002年のソルトレークシティー五輪では、ショートトラック男子千五百メートルでトップでゴールした金東聖選手が「進路妨害」と微妙な判定で失格とされ、米国のオーノ選手が金メダルを得たことが韓国内で反発を広げたが、韓国メディアは今回の採点ミスを「第2のオーノ事件」だと報道。
ニュース専門のYTNテレビは「金メダルが泥棒された」と批判。「オーノ事件」が「韓国内の反米感情を増幅させた」と振り返り、今回、批判が集まるのは「クリーンなオリンピックを掲げるアテネ五輪が不当な五輪精神を発揮しているからだ」と指摘した。(了)
[ 8月22日 18時33分 更新 ]