子供の肥満問題に悩むアメリカ・カリフォルニア州で、公立学校での炭酸飲料や高カロリーで栄養価の低い「ジャンクフード」の販売が全面的に禁止されることになりました。
現地時間6日にカリフォルニア州議会を通過した法案では、2007年の7月から全ての公立学校のキャンパスで、炭酸入りの飲料、果汁50%未満のジュース、総カロリーの35%以上が脂肪分の食品などの販売を禁止するとしています。
カリフォルニア州では、州内の成人の半数以上が体脂肪率25%以上の「太りすぎ」で、子供の肥満率も過去30年で3倍に増加しているというデータがあります。
今回の法案成立に動いた議員は、「子供の時の良い習慣が大人になっても宝となる」と話していますが、食品メーカーの中からは「問題はカロリー摂取量ではなく、運動不足だ」と反発する声があがっています。