世界60以上の国と地域から科学者、経済人、政治家ら約500人が集まり、科学技術から見た21世紀の社会について議論する「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)」第2回年次総会が11日、京都市の国立京都国際会館で始まった。ノーベル賞受賞者10人を含む参加者は13日までの期間中、「科学技術、その光と影」をテーマに地球温暖化、クローン、感染症問題などについて議論を深める。
フォーラムは、政財界トップが集う「ダボス会議」の科学技術版として、尾身幸次・元科学技術政策担当相らが発起人となり、昨年11月に京都で初開催された。この日の開会式には皇太子殿下、小泉純一郎首相などが出席した。【奥野敦史】
毎日新聞 2005年9月11日 20時42分