日本信販とUFJカードは、1日に合併し「UFJニコス」になるのに合わせ、国内最高水準の偽造防止対策を施した新しい商品券を発行する。
新しい商品券は、3.6ミリのホログラムを券そのものにすきこんだり、券を斜めから見ると「UFJNICOS」の文字が浮き出して見える印刷法を新たに採用した。通常はホログラムの有無などで、本物かどうかを判断する。
さらに、これらの技術を上回る偽造に備え、商品券の裏面に名刺大の専用フィルムをかざすと、方向によって2種類の異なる文字が浮き出す「多重万線潜像」という特殊技術を商品券で初めて採用。潜像を確認することで、商品券が本物かどうか判別できるようにした。専用フィルムは、新たな偽造の発覚後、東京都内なら数日、全国でも1週間から10日程度で約40万の加盟店に配布できる態勢を整えているという。【清水憲司】