中国の4大商業銀行の一つ、中国銀行が1日、香港株式市場に上場するのに伴い、三菱東京UFJ銀行は、1億8000万ドル(約200億円)を出資する。上場時に発行する新株を引き受ける。邦銀の中国の銀行への出資は初めて。三菱東京UFJ銀の出資比率は0.2%程度の見通し。
4大銀行では中国建設銀に続き2例目の上場。最大約760億香港ドル(約1兆円)の資金調達を見込んでおり、今年の世界最大の上場となる。欧州の大手銀も出資を決めている。
三菱東京UFJ銀は、出資を「急拡大する中国の市場への進出を本格化する足がかり」と位置づけており、当面は日系企業のサービス拡大などで中国銀との関係強化を図る。【平地修】
毎日新聞 2006年5月31日 20時31分