米ハイテク関連調査会社IDCが20日発表した05年7~9月期の世界の携帯電話端末の出荷台数は、前年同期比19.1%増の2億830万台で、四半期ベースで過去最高となった。
同社は、マルチメディア対応など高機能の新商品が投入された欧州市場が出荷台数を押し上げたと分析。今後も販売を伸ばすには、消費者のニーズに対応したさまざまな商品開発を進める必要があると指摘している。
首位はフィンランドのノキアで市場占有率(シェア)が32.0%、2位の米モトローラが18.6%。これに韓国勢のサムスン電子(12.9%)、LG電子(7.4%)が続き、ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズ(6.6%)が5位。いずれも過去最高の出荷台数だった。(ニューヨーク共同)