米シンギュラー・ワイヤレスは17日(米国時間)、12歳以下の子供用の携帯電話「ファイヤーフライ」を発売した。ボタンが5つあるだけでダイヤルキーがなく、親が指定した番号しか着発信できないのが特徴。メールやインターネットにも対応しておらず、子供を有害情報から守れる。
番号は20件まで登録可能。子供は「電話帳」ボタンを押して番号一覧を表示、その中から選んで発信する形となる。両親と話す時は「ママ」または「パパ」ボタンを押せばよい。登録を変更するにはパスワードが必要で、子供は勝手に変えられない仕組みだ。
本体は半透明で、着信音などに合わせて光るため、ファイヤーフライ(ホタルの意)と名付けられた。日本以外で普及しているGSM方式の機種だが、開発企業の米ファイヤーフライ・モバイルは海外展開も計画している。価格は2年契約、割引適用後で49.99ドル。【南優人/Infostand】
ファイヤーフライ
http://www.fireflymobile.com/phone/demo_spin.php