ブッシュ米大統領の失言が携帯電話の着信メロディになり、インターネットで配布されていることが21日明らかになった。ワシントンで働いているウェブサイト・プログラマーがブログで公開しており、ハリケーンへの対応遅れにクギを刺す内容になっている。
ハリケーン災害では、連邦緊急事態管理局(FEMA)のブラウン局長が引責辞任したが、大統領は辞任前に「Brownie, you're doing a heck of a job」(ブラウン君、よくやっているね)と発言してしまい、批判を浴びていた。その大統領の肉声が繰り返し再生される着メロになっている。
BGMには、アーロ・ガスリーのフォークソング「シティ・オブ・ニューオーリンズ」が使われており、時間は30秒程度。イラク問題絡みの別の着信メロディもダウンロードできる。
今年6月にはフィリピンで、野党勢力が「アロヨ大統領の選挙違反の証拠」という音声を着メロにして配布していた。今回の作者は、この動きに刺激を受けたと説明しており、プロテストの手段として着メロの積極活用を呼びかけている。【南 優人/Infostand】
着信メロを配布しているブログ
http://www.developmentseed.org/blog/politicalringtones