米ゴルフ界の天才女子高校生プロ、ミシェル・ウィー(16)が24日、高知県芸西村のKochi黒潮CCで開幕した男子ツアーのカシオワールドオープン(7220ヤード、ぱ72)に出場した。女子選手の国内男子ツアー参戦は、03年にソフィー・グスタフソン(スウェーデン)が同大会で予選落ちして以来2人目。ウィーは初の日本ツアー参戦で予選突破の快挙を狙う。
鮮やかな朱色のウエアを身につけたウィーは、手嶋多一、横田真一と同組でインの10番からスタート。第1打では、183センチのスラリとした体からフェアウエー真ん中をキープするドライバーショットを披露し、笑みをこぼれた。12番では同組の男子プロ2人をドライバーの飛距離で上回り、ギャラリーのどよめきを誘った。前半9ホールは1ボギーの1オーバー。
10月のプロ転向後、今大会が2戦目。男子ツアー(地方大会を除く)には、米ツアー3回を含め5回出場したが、いずれも予選落ち。だが、04年のソニー・オープンでは決勝ラウンド進出にあと1打まで迫ったこともあり、予選突破の期待を集めている。【井沢真】
毎日新聞 2005年11月24日 10時34分 (最終更新時間 11月24日 11時56分)