【ワシントン木村旬】12日のニューヨーク株式市場は、米国の利上げ継続観測が引き続き相場を圧迫し、主要株価は大幅続落した。ダウ工業株30種平均は前週末終値比99.34ドル安の1万792.58ドルで取引を終え、2月7日以来、約4カ月ぶりに終値で1万800ドルを下回った。ナスダック総合指数の終値も同43.74ポイント安の2091.32と昨年10月末以来、約7カ月半ぶりに2100台を割った。
13日に米5月卸売物価、14日に同消費者物価の発表を控え、物価上昇を懸念した買い控えムードが強い中、12日も米連邦準備制度理事会(FRB)の高官がインフレ警戒感を示した。
毎日新聞 2006年6月13日 10時48分