【ワシントン木村旬】23日午前のニューヨーク株式市場は、米企業の好業績を期待して急反発した。ダウ工業株30種平均は一時、前週末終値比101.17ドル高の1万2103.54ドルに上昇し、18日につけた取引時間中の史上最高値(1万2049.51ドル)を更新した。
米小売り最大手ウォルマート・ストアーズが出店ペースを抑制して投資効率を重視する戦略を表明し、ダウをけん引した。通信大手AT&Tなどの決算も堅調で買いに安心感が広がった。フォード・モーターは巨額赤字を計上したが、予想の範囲内だったため、影響は限られた。
原油先物相場が1バーレル=60ドルを下回る水準での取引となっていることも株価を支援した。
毎日新聞 2006年10月24日