週明け23日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は好調な企業業績やガソリン安を好感して大幅反発、前週末比114.54ドル高の1万2116.91ドルで取引を終え、終値で2営業日ぶりに史上最高値を更新した。ハイテク株主体のナスダック総合指数は13.26ポイント高の2355.56。
通信大手AT&T、事務機器大手ゼロックスなどが予想を上回る業績を発表。さらに小売り最大手ウォルマート・ストアーズが出店ペースを抑制し、収益をより重視する方針を表明したことがダウ平均を押し上げ、一時1万2125.16ドルまで上伸、取引時間中の史上最高値も更新した。
米エネルギー省が発表したガソリンの平均小売価格が、原油先物相場下落に伴い値下がりしていることも買い材料となった。(共同)
毎日新聞 2006年10月24日