29日午前9時50分ごろ、新潟県柏崎市西山町大崎の大崎海岸で、子供2人と男性1人が沖に流されたと110番があった。県警や新潟海上保安部などが約30分後に海岸から約150メートル沖で3人を救助、病院に運んだが2人が死亡した。水死とみられる。
県警柏崎署の調べでは、死亡したのは長野県岡谷市長地横川の自営業、村山勝朗さん(36)の長女で、同市立上の原小2年の瑞穂さん(8)と、同県松本市神林、自営業、小林恒夫さん(65)。瑞穂さんの兄で同小4年の勝樹君(10)は浮輪を身に着けていて無事だった。
瑞穂さんは、兄と祖母(56)、祖母の知人の小林さんと4人で海水浴に来ていた。前日の風雨の影響で、波の高さは約1メートル、南西に約1メートルの風が吹いていた。地元の監視員は早朝から海水浴客に注意を促していたという。【五十嵐和大】
毎日新聞 2006年7月29日