3日午後2時半ごろ、茨城県鹿嶋市武井釜の海岸で、「子供がおぼれている」と119番があった。駆け付けた大野消防署員らが周辺を捜索し、約3時間後、沖合30メートルの海中に沈んでいた同市木滝、市立鹿嶋小3年の多田竜樹君(9)を発見した。多田君は病院に運ばれたが、間もなく死亡した。
県警鹿嶋署の調べでは、多田君は、母親(32)と兄弟ら子供5人と一緒に海水浴に来ていた。浮輪は付けていなかった。母親が気付いた時は沖合で頭だけが出ている状態で、すぐに沈んでしまったという。【山本将克】
毎日新聞 2006年8月3日