2006年の米野球殿堂入り式典が30日、ニューヨーク州クーパーズタウンで行われ、今年1月に選出された元投手のブルース・スーター氏(53)と、黒人リーグの球団経営に功績があり、女性として初めて殿堂に選ばれた故エファ・マンリーさんら黒人リーグ関係の選手、役員ら17人の故人に対して表彰が行われた。
スーター氏はスプリットボールを武器に、カブス、カージナルスなどで抑えとして活躍し、歴代20位となる通算300セーブをマークした。同氏は救援投手では4人目の殿堂入りとなったが、先発経験が1度もない投手が選ばれたのは初めて。
式典でスーター氏は「感激でいっぱい。もし時間を戻せるなら、もう1試合投げてみたい」と述べた。(ニューヨーク共同)
毎日新聞 2006年7月31日