6カ月半ぶりに輸入された米国産牛肉が8日、成田国際空港で農林水産省動物検疫所などの輸入検査を受けた。前日に航空便で到着した米量販店の日本法人が輸入した5.1トン(342箱)で、動物検疫所の職員らが全箱を開封、各部位に特定危険部位の混入がないか確認した。厚生労働省成田空港検疫所も検査を行い、合格すれば近日中に店頭で販売される。
米国産牛肉は牛海綿状脳症(BSE)問題で03年に輸入を停止した。昨年末に再開されたが、今年1月に成田空港で特定危険部位の背骨が混入していたため再び停止。再発防止体制が整ったとして7月27日に輸入を再解禁した。【佐藤仁志】
毎日新聞 2006年8月8日