自動車レースの最高峰・F1の統括権を持つ国際自動車連盟(FIA)は29日、ホームページで来年のF1の開催日程(暫定)を公表した。日本は1カ所だけで、既に開催が決定しているトヨタ自動車傘下のサーキット、富士スピードウェイ(静岡県小山町)とみられる。最終的な日程は毎年12月の総会で決定されるが、87年以降、日本グランプリ(GP)の舞台となってきた鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)での開催は極めて厳しい状況になった。
ホームページでは、3月18日のオーストラリアから10月21日のブラジルまで全17戦の開催日と国名が公表され、日本は10月7日の第16戦。富士スピードウェイは今年3月、10月開催が決まったと発表しており、日本での開催は富士とみられる。
鈴鹿側はこれまで、1国2開催を目指して交渉を重ねてきた。同サーキットの広報宣伝促進室は「日程は最終的な日程ではないので、引き続き交渉していく」と話している。【中島幸男】
毎日新聞 2006年8月30日