吉野家ディー・アンド・シーは21日、昼時(午前11時~午後3時)に限定していた牛丼の販売時間を3月1日から午前11時~午前0時に延長すると発表した。牛丼の「特盛」(「大盛」より肉を増量)などこれまで休止していたメニューも再開、牛肉メニューはすべて出そろうことになる。
3月1日から販売を再開するのは、牛丼「特盛」(630円)のほか「牛皿」(並盛280円、大盛380円、特盛530円)、「牛鮭定食」(530円)。ただ、米国産牛肉の調達価格が安定しないことから、販売価格は休止前に比べ40~90円程度高い。
同社は04年2月に牛丼販売を休止。昨年9月18日に1日限定で販売を再開し、同12月から時間限定で毎日販売してきた。消費者の反応を見極めたいとして、米国産牛肉の取り扱いに慎重な流通・外食企業が少なくないが、吉野家の牛丼の売り上げは「順調に推移している」という。【三沢耕平】
毎日新聞 2007年2月21日 19時39分