パイレーツの桑田真澄投手は10日、左足首ねんざのため、全体練習に参加しなかった。マイナー契約からメジャーをめざす桑田にとって、チーム内の競争で後れを取る状況となった。
9日のブレーブス戦で五回から登板した桑田は、2人目の打者を投ゴロに打ち取った際、芝生に足を引っ掛けて、左足首をねんざした。けがのことは首脳陣には伝えず、そのまま続投。桑田はその理由を「せっかく2イニング投げさせてもらえるチャンスだったので、投げたかった」と説明した。五回は3者凡退に抑えたが、六回に2ランを含む5安打で3失点を喫した。
11日までの様子を見たうえで、次の登板予定を決める。桑田は「焦ってもしようがない。そこ(開幕)だけがすべてではないですから」と語った。【高橋秀明】
毎日新聞 2007年3月11日 17時55分