【ブラデントン(米フロリダ州)高橋秀明】米大リーグのパイレーツは28日、オープン戦で右足首をねんざしたマイナー契約の桑田真澄投手(38)について、開幕でのメジャー昇格は見送り、マイナー選手の身分のままキャンプ地である当地のマイナー施設で治療、リハビリをさせると発表した。28日に桑田とリトルフィールド・ゼネラルマネジャーが話し合った。
桑田は26日のブルージェイズ戦の守備で球審と交錯して転倒した際に右足首をねんざ。27日の検査で、投球開始まで4~6週間と診断された。リハビリの後、試合に投げられる状態になれば、傘下の3Aインディアナポリス(インディアナ州)に所属し、メジャー昇格を再び目指すことになる。
桑田は昨年、21年間プレーした巨人から戦力外通告を受けて退団し、メジャー挑戦を表明。今年1月にパイレーツとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加していた。オープン戦は計5試合に登板し、6回3分の2で7安打3失点、防御率4.05だった。
▽桑田 (右足首負傷の瞬間は)終わったかなという気持ちがあった。足首の感覚がなかった。人生何が起きるかわからなない。これをプラスに変えていきたい。