沖縄県浦添市でキャンプを行っている早大野球部は、11日も通常通りの練習を行った。西武が、キャンプに参加していない3年生野手の親に金銭を渡した問題をうけ、練習後、週明けに設置される調査委員会で事実確認が済むまでは、応武監督が囲み取材に応じないことなどが大学側から発表された。調査委のメンバーが沖縄入りする可能性も高く、その場合は応武監督への事情聴取が行われる。
この日は12日から始まる紅白戦に備えて、チームは軽めの練習を行った。これまでは練習終了後に、応武監督と早稲田実業の斎藤佑樹投手(18)の囲み取材を行ってきたが、この日は取りやめられた。大学広報課は、「調査が進み、来週半ばにも大学側から何らかのアクションがあると思う。それまで囲み取材は遠慮していただきたい」と説明。野球部の三浦マネージャーも「部員たちが動揺しないわけはない。みんなで練習に集中しようと話している」と話した。
大学側は、週明けにも調査委のメンバーが沖縄入りする可能性を示唆。その場合は練習に支障が出ない形で応武監督から事情を聞くことになるという。【山本亮子】
毎日新聞 2007年3月11日 18時44分