笠松から中央に移籍した“おじさんルーキー”安藤光彰騎手(48=美浦・菊川)が4日、中京5Rのツルマイクィーンで中団から差し切りVを決め、JRA移籍後9戦目で初勝利を達成した。JRAデビューの3日は7鞍に騎乗、未勝利に終わっていたがきっちり結果を出した。笠松時代には03年CBC賞(シーイズトウショウ)、04年平安S(タイムパラドックス)の重賞を含めJRAで12勝をマークしているが「(移籍前の勝利とは)気分的に違うね。初日はハマりが悪かったけど、きょうは自信を持って乗ろうと思っていた。自厩舎の馬で勝てたし余計にうれしいね」と安藤光は勝利の喜びをかみしめた。
同い年の本田騎手が先月で引退し、中央では平地最年長騎手となった。今後も「年齢に負けないように頑張る。一鞍一鞍、その馬に合わせて全力投球だよ」。弟のアンカツの活躍に負けじと、兄アンミツが存在感をアピールしていく。
スポーツニッポン 2007年3月5日