7月1日から、夏の節電期間が始まりました。政府は電力の供給には余裕があると判断して、全国いずれの地域でも数値目標を設定していません。
夏の節電期間は7月1日から9月30日までで、対象となっているのは平日の午前9時から午後8時までです。ただし、お盆にあたる8月13日から15日は除外されています。
政府は、節電の定着などからいずれの電力会社の管内でも最低ラインとなる3%の余力は確保できると判断していて、福島での原発事故以降初めて、全国的に数値目標がない節電要請となっています。
ただ、各社とも老朽化した火力発電所をフルに稼動させているうえ、気象庁では向こう3か月について厳しい暑さを予想するなど需給のバランスが変わる要素も残っていて、政府や電力各社は「可能な限りの節電を」と呼びかけています。(01日11:46)