自動車業界団体が5日発表した1月の車名別新車販売(軽自動車を含む)によると、トヨタ自動車(7203)のハイブリッド車(HV)「アクア」が2カ月ぶりに首位となった。2013年12月の改良発売後、燃費性能を世界最高水準に高めており、根強い人気が続いた。消費増税などの影響で販売台数は1万9968台と、前年同月比12.7%減った。
燃費性能の高いHVや軽自動車への需要が続いている。14年12月(8車種)に比べると減ったものの、1月は軽がトップテンのうち2~5位など、6車種がランクインした。2位は14年12月に「N―BOX SLASH」を追加したホンダ(7267)の軽「N―BOX」で、販売台数は19.9%増の1万8643台。3位には、昨年7月に改良した日産自動車(7201)の軽「デイズ」(販売台数は19.6%増の1万6824台)が入った。同2月に「デイズ ルークス」を投入した効果もあった。
HVタイプが選べるホンダの小型車「フィット」は6位、トヨタのHV「プリウス」は7位だった。新型車効果の一巡などで、販売台数はそれぞれ56.7%減、44.4%減だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕