【ワシントン=岩本昌子】米財務省は11日、1月の財政収支が175億4400万ドル(約2兆1100億円)の赤字だったと発表した。赤字額は市場予測(190億ドル程度)を下回ったが、前年同月よりも71.2%増えた。
内訳では、歳入が3067億4200万ドルで、前年同月比3.6%増だった。歳出は5.9%増加の3242億8700万ドルだった。現役・退役軍人関連や高齢者向け生活保護などの通常支払日である2月1日が日曜日となったため、1月分として計算し、歳出増の一因となった。
2015会計年度(14年10月~15年9月)の1月までの4カ月間の赤字累計は1942億900万ドルで、昨年度の同期間の赤字規模と比べて約6.2%拡大した。