【ニューヨーク=蔭山道子】食品・飲料大手の米ペプシコが11日発表した2014年10~12月期決算は、純利益が前年同期比25%減の13億1100万ドル(約1570億円)だった。生産性向上を目指すリストラ費用がかさみ、利益を圧迫した。
売上高は1%減の199億4800万ドルだった。ドル高が重荷となったが、市場予想ほどは落ち込まなかった。北米のスナック菓子事業や米州の飲料事業で売り上げが増え、欧州事業の不振を補った。
ドル高などリスク要因は残るが、15年も長期的な収益目標に沿った結果を出す見込みで、配当と自社株買いを通じて1年間で85億~90億ドルを株主に還元する計画も示した。14年の還元総額は87億ドルだった。