【シリコンバレー=藤田満美子】半導体製造装置世界最大手の米アプライドマテリアルズが11日発表した2014年11月~15年1月期決算は、純利益が前年同期比38%増の3億4800万ドル(約419億円)、売上高が8%増の23億5900万ドルだった。ディスプレーメーカー向けの装置需要が堅調だった。
特別項目を除いた実質1株利益は0.27ドル(前年同期は0.23ドル)。売上高、1株利益ともに市場予測に届いた。15年2~4月期で慎重な業績見通しを示したためアプライド株は下落した。米株式市場の時間外取引で株価は一時、同日終値比で2%超値下がりした。
部門別の売上高では、売上高の6割を占める半導体関連事業が3%減と振るわなかった。一方でサービス事業は15%増、ディスプレー事業は73%増、太陽電池関連事業は38%増だった。2~4月期の実質1株利益は市場予測の0.32ドルを下回る0.26~0.30ドルを見込む。