13日午前８時20分ごろ、岡山県倉敷市のＪＲ山陽線新倉敷―西阿知間の踏切で大型トラックが立ち往生し、岡山発福山行き普通電車（６両編成）と衝突した。岡山県警によると、乗客の20歳代の男性１人が意識不明の重体となり、ほかの乗客13人と男性運転士（26）が軽傷を負った。

玉島署はトラックの運転手、古川徹容疑者（49）＝倉敷市＝を過失往来危険の疑いで現行犯逮捕した。同署によると、トラックが立ち往生したため、古川容疑者が降車して踏切の非常停止ボタンを押したが、間に合わなかったという。

逮捕容疑は踏切内にトラックを停止させ電車の往来に危険を生じさせた疑い。

現場は新倉敷駅から北東に約2.3キロの警報機と遮断機がある踏切で、周辺には水田や畑などが広がっている。

山陽線は金光―倉敷間の上下線で運転を見合わせた。〔共同〕