【ワシントン=共同】米政府は27日、オバマ大統領が3月24日にアフガニスタンのガニ大統領、アブドラ行政長官とホワイトハウスで会談すると発表した。アーネスト米大統領報道官が記者会見で明らかにした。
米政権は、2016年末までにアフガン駐留米軍を完全撤退させる計画について、現地の治安情勢を考慮し撤退ペースを遅らせることも視野に検討を始めており、首脳会談の主要テーマになるとみられる。
このほか、過激派対策やアフガンの経済発展などの課題についても議論する見通し。アーネスト氏はガニ氏らの訪米について「米国とアフガンの戦略的パートナーシップに取り組む重要性を強調するものだ」と述べた。
ガニ氏らは3月22日から25日までワシントンに滞在する予定。米大統領が外国要人の接遇に使うワシントン郊外の山荘キャンプデービッドで、ケリー国務長官が主宰する戦略対話にも出席する。