【NQNニューヨーク=神能淳志】アップルは9日、サンフランシスコで開いた新製品発表会で、腕時計型ウエアラブル端末「アップルウオッチ」を4月24日から米国や日本、欧州、中国などで販売を開始すると明らかにした。予約は4月10日から受け付ける。本体に18金を使用した高価格帯の最上位モデルを1万ドル(約120万円)からとしたほか、標準モデルを(549ドルから1099ドル)やスポーツモデル(349ドルから399ドル)の3種類を売り出す。
アップルが新分野の製品を発表するのは2010年4月に発売したタブレット(多機能携帯端末)「iPad(アイパッド)」以来5年ぶり。アップルウオッチでは、時計以外に通話や音楽再生、フィットネスなど健康関連といったアプリ(応用ソフト)が使えるほか、電子決済サービス「アップルペイ」も使える。課題となっていた電池の持続時間は通常の使用状態で18時間持つという。
併せて4月10日から新型のノートパソコン「マックブック」を販売すると発表した。既に販売されている11インチ画面の「マックブックエア」よりも薄く軽量化する半面、画面サイズは12インチまで大きくする。価格は1299ドルと、1599ドルの2モデルを販売する。