6月12日、周傑倫(ジェイ・チョウ)が新曲「Mojito(モヒート)」をリリースすると、ネット上をたちまち席巻する人気となった。この曲のMVはキューバの首都ハバナで撮影された。そのあふれるようなラテン情緒に誘われて、中国では人々がキューバに熱い視線を寄せている。旅行口コミサイト「馬蜂窩」のデータによると、同曲のリリース後、キューバの検索数が前日より1113%増えた。バーでは一時カクテルのモヒートが一番人気になり、ECプラットフォームでは品切れになったところまであるという。人民網が各社の報道をまとめて伝えた。
それだけでなく、在中国キューバ大使館までもが微博(ウェイボー)でこの曲のMVを転載し、「この曲のMVはキューバで撮影された。曲全体にラテン情緒があふれ、思わず音楽に合わせて踊り出したくなる。周傑倫の新曲『Mojito』は、あなたをオンラインでのキューバ旅行に連れて行ってくれる」との文を添えた。
キューバのカルロス・ミゲル・ペレイラ大使も記者会見でこの曲に触れ、「モヒートはキューバの有名なカクテル。周傑倫の新曲タイトルはこのカクテルの名前だ。リリース後は非常に注目され、その関連の話題の閲覧数も非常に多かった」と述べた。またペレイラ大使は、「この中国のアーティストはキューバで曲のMVを撮影した。MVのロケ場所やシーンには、キューバの非常に有名で人気の高い場所が選ばれている。彼はきっとキューバ文化やキューバ人の生活からインスピレーションを得て、この作品を創作したに違いない」と指摘。さらに、「周傑倫がリリースしたこの曲で、中国人の間にはキューバ旅行への関心が高まったと確信している。キューバ人はとても親切で、客をもてなすことが好きだ。今後さらに多くの中国人観光客にキューバを訪れてほしい」と述べた。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年6月19日