東京湾に面した千葉県富津市の富津海岸の潮干狩り場が19日、オープンし、熊手やバケツを手にした多くの人たちが、砂の中から次々にアサリを掘り出した。
午前8時のオープンとともに、待ちわびた人々が潮の引いた海に向かい「たくさんいる」「こっちも」などの声が上がった。東京都目黒区から父親と訪れた大学生の野口美和さん(21)は「毎年オープン日に来ている。今年もたくさん掘って近所の人と分け合いたい」と笑顔で語った。
富津漁業協同組合によると、同海岸の潮干狩り場は例年、東京湾岸でも早めにオープンするため人気があるという。今季の営業期間は9月14日までで、約15万人の来場を見込んでいる。〔共同〕