23日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前週末比15円86銭（0.64％）高い2480円98銭だった。2006年５月22日以来、約８年10カ月ぶりの高値を付けた。日経平均株価が終日堅調に推移したことで投資家心理が改善した。値ごろ感のある銘柄への買いが目立ち、売買代金や上昇率ランキングの上位には低位株が並んだ。

ジャスダック市場の売買代金は概算で927億円、売買高は２億5325万株だった。主力銘柄で構成するＪＡＳＤＡＱ―ＴＯＰ20は反落した。トレイダーズやＭＫシステム、ＮａＩＴＯが上昇した。半面、ガンホーやＢＢタワー、ウェッジＨＤは下落した。

東証マザーズ指数は続伸した。終値は前週末比1.19ポイント（0.14％）高い875.84だった。時価総額の大きいサイバダインやバイオ関連株が後場に下げ幅を広げたことで、指数も後場に一時下げに転じた。売買代金は618億円と、2014年５月14日の586億円以来、約10カ月ぶりの低水準にとどまった。ミクシィやサイジニア、コラボスが上昇た。モブキャスやシリコンスタ、サイバダインが下落した。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕