近鉄百貨店は25日、あべのハルカス近鉄本店(大阪市)を一部改装すると発表した。若い女性向けのファッション専門店を集めた「solaha(ソラハ)」を約3割縮小する一方、催事場の面積を約8割広げて集客力を高める。ソラハは昨年、通路の幅を広げるなどてこ入れをしたばかり。開店から約1年で2度目の改装となる。
5月中~下旬の完成を目指す。改装費用は4億5千万円程度を見込む。ソラハは現在、4つの階にまたがり売り場面積は約1万1千平方メートル。改装後は約8千平方メートルになる。ショップ数は約75店と3割程度減る予定だ。
ソラハでは特に10歳代の女性向けのファッション店が「低価格専門店などとの競合で不振」(担当者)。改装後は20歳代以上の女性らを狙った専門店街に再整備する。
催事場は現在9階にあるが、ソラハの売り場だった4階にも広げる。総面積は1855平方メートル程度と旧本店とほぼ同規模。4階の催事場は得意客向けや、中元や歳暮などの会場にする。9階の催事場も広げ、各種フェアや物産展などを催す。