【パナマ市=宮本英威】米国のオバマ大統領とキューバのカストロ国家評議会議長は11日、パナマ市内で首脳会談を開いた。1961年に断交した両国の首脳が会談するのは56年以来で、59年ぶりとなった。
会議の冒頭でオバマ氏は「これはまさに歴史的な会談だ。新たなことに挑戦する時だ。我々はページをめくり、両国で新たな関係を発展させていきたい」と述べた。
カストロ氏は「喜んで様々なことを話し合いたい。しかし我慢強くなければならない。今日は異なる意見でも、将来には同意できるかもしれない」と指摘した。
首脳会談は、パナマ市内の国際会議場の一室で始まった。
両者は北米、中南米の35カ国が参加した米州首脳会議のためにパナマ市を訪れており、10日の開幕式典では握手を交わしていた。