四川省成都市■都区(■は卑へんにおおざと)で今月7日、新型コロナウイルスの新規国内症例2人が確認された。1人は重症患者。現在、発生源の調査が行われている。さらに、8日0時から6時までの間に、成都市で新規感染者3人が確認された。うち1人は、7日に■都区で感染が確認された感染者の濃厚接触者スクリーニングで発見された。2人は、太平村の住民で、PCRスクリーニング検査で発見された。
四川大学華西病院感染管理部の宗志勇部長によると、女性患者の盧さん(69)の症状は重く、新型コロナウイルス感染の「重症基準」にマッチしている。
現在、現地では感染者や濃厚接触者の住居、立ち寄ったことのある場所、重点ポイントなどの管理抑制、環境の消毒作業が実施されている。
成都市衛生健康委員会によると、今年3月19日に、同市の国内症例が0人になって以降、これまでの数ヶ月間は輸入症例のみだった。今回、国内症例が発生した原因について、同委員会新型コロナウイルス対応指導グループの疫病対策専門家グループの祝小平グループ長は、「関連当局が現在、ゲノムシーケンシングを急ピッチで展開している。ゲノムシーケンシングの結果を通して、ウイルス株の感染源を探ることができる。しかし、ウイルス源の追跡には一定の時間がかかる」と説明する。
7日午後11時21分、四川疾病予防管理センターは専門家のアドバイスを発表し、「コールドチェーンで輸送される食品を購入する場合は、正規のスーパーや市場を利用し、生産元など、どこから来たのか不明な食品は購入しないように。そして、買い物をする時はマスクを着用し、買い物後はすぐに石鹸やハンドソープを使い、流水で手を洗うようにしなければならない。手を洗う前は、口や鼻、目などを触らないように」と呼びかけている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月8日