国際連合食糧農業機関(FAO)が7日に発表した報告書によると、世界の食料品価格は2020年12月も上昇を続け、通年の食料品価格指数は3年ぶりの高水準になったという。新華社が伝えた。
同報告書によれば、昨年12月の食料品価格指数は107.5ポイントで、前月比2.2%上昇し、7ヶ月連続で上昇した。2020年通年の食料品価格指数は97.9ポイントで、3年ぶりの高水準となり、19年に比べて3.1%上昇したが、過去最高だった11年の131.9ポイントには及ばなかった。
昨年12月の各副指数をみると、砂糖が前月比やや低下した以外は上昇した。植物油は同4.7%上昇、乳製品は同3.2%上昇と上昇幅が大きかった。
FAOの食料品価格指数は毎月1回発表され、グローバル貿易の中で最も活発な動きをする食料品の国際価格の変動状況を測定するもの。穀物、植物油、乳製品、食肉、砂糖の5つの主要食料品の価格指数の加重平均値で構成される。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年1月9日