仙台管区気象台は12日、宮城、山形両県にまたがる蔵王山の火山性地震が11日以降、増加していると発表した。噴火予報は「平常」から引き上げないが、火山活動がやや活発な状態が続いており、気象台は「火口に近づく際は十分注意してほしい」と呼び掛けている。
気象台によると、4月1~6日に計4回だった小規模の火山性地震が、7日以降は連日10回以上発生。11日は26回、12日は午後8時までに36回と増加した。
蔵王山が最後に噴火したのは1940年4月。2013年1月から火山活動の高まりが観測されている。〔共同〕