41道府県議選の女性当選者数は207人で、8年前に44道府県議選が行われた際の190人を上回り、過去最多を記録した。全当選者にあたる2284議席に占める女性の割合は9.1%で、当選者数、割合ともに過去最高だった。
当選者の政党別では共産党が58人で最も多い。次いで民主党45人、無所属40人、自民党37人、公明党15人、諸派6人、社民党5人、維新の党1人などとなった。
道府県別では最多の神奈川が17人で、北海道13人、京都府12人、埼玉、兵庫両県が10人。最少は山梨、愛媛、佐賀各県の1人。
今回の17政令市議選では女性当選者数は178人で全体に占める割合は17.4%で、過去2番目に多い水準だった。
統一地方選が始まった1947年の都道府県議選の女性当選者数は22人で、全当選者の1%に満たなかった。80年代までは1%台が多かったが、その後、女性の社会進出にあわせて増えてきた。
地方議会への女性の進出は徐々に進んでいるものの、なお1割に満たない状況が続いている。