気象庁は2日までに、4月の天候まとめを発表した。本州の南に前線が停滞した影響で、東日本と西日本の太平洋側で日照時間が少なくなり、4月上旬は1961年の統計開始以来、最少となった。
4月上旬~中旬は南から低気圧に向かって温かい空気が流れ込みやすい状態となり、天気の崩れる日が多かった。上旬の日照時間は東日本の太平洋側で平年比34%、西日本の太平洋側で同28%にとどまった。
4月下旬は移動性高気圧に覆われ、北日本や北陸などの日照時間が統計開始以来、最も多かった。北日本の気温も高く、釧路市(北海道)の4月の平均気温は5.5度で、観測史上最高だった。