ゴールドウインは14日、米スポーツウエアブランド「チャンピオン」の日本国内での事業をライセンス契約元のヘインズブランズジャパン(東京・新宿)に譲渡すると発表した。譲渡額は明らかにしていない。同ブランドはここ数年、業績が低迷しており、国内で独自に展開するメリットが小さいと判断した。
2016年3月31日に譲渡する。ゴールドウインは8店ある直営店などの運営や商品在庫を譲渡し、従業員も16年4月1日付で転籍させる予定。今後は「ザ・ノース・フェイス」など、同ブランドに代わるトレーニングウエアやランニングウエアの販売に注力する。
ゴールドウインは1975年からチャンピオンの国内販売契約を結んでおり、15年3月期の売上高は50億円だった。全盛期の90年代初めには売上高が200億円を超えていたが、最近はナイキやアディダスなど海外大手の躍進で低迷していた。