米シティグループの日本法人シティバンク銀行は14日、6月1日付で代表取締役のアンソニー・デラ・ピエトラ・ジュニア氏(54)が社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格する人事を固めた。シティグループ・ジャパン・ホールディングス社長兼CEOも兼務する。ピーター・エリオット社長(57)は退任する。
シティは日本の個人金融部門とクレジットカード事業の売却を決め、今後は企業の資本調達支援やM&A(合併・買収)助言業務などに注力する方針だ。アンソニー・デラ・ピエトラ氏は日本をはじめとするアジアでの勤務が長く、新体制のトップに適任と判断した。
アンソニー・デラ・ピエトラ・ジュニア氏 85年(昭60年)バージニア大卒、デービス・ポーク&ウォードウェル法律事務所入社。04年シティ在日支店チーフ・リーガル・オフィサー、12年シティバンク銀行チーフ・オペレーティング・オフィサー。米国出身。