ここ数日、気温が急激に下がっている北京の地下鉄・大興線の西紅門駅から乗車する市民は、B2出入り口付近に、たくさんのガスパティオヒーターが並べられているのを目にしている。北京京港地鉄有限公司によると、真冬日であるため、乗客に少しでも温まってもらおうと、早朝7時から9時まで、ガスパティオヒーターを設置しているという。同社の関係責任者は取材に対して、「大興線・西紅門駅は高架駅で、平日は延べ約7万人が利用する。うち、B2出入り口近くには、多くの路線バスの停留所や市民の居住区があるため、そこから駅構内に入る人が多く、ガスパティオヒーターを設置することで、市民に出勤途中に『あたたかさ』を感じてもらいたいと考えたため」と説明した。
このガスパティオヒーターの高さは大人の身長より少し高く、下部は円柱型で、そこから細いパイプが上に向かって伸び、上部のパラソルの下のランプヒーターのような所から熱を発するようになっている。寒空の下、オレンジ色の火が特に人の目を引いている。各ヒーターの横に警備員が立っているほか、横には「暖房設備、火傷を避けるために、近づきすぎないように」と書かれた表示が立っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月31日