ホンダ（7267）は28日、タカタ（7312）が製造したエアバッグの欠陥問題を受けて日米などでリコール（回収・無償修理）を実施すると発表した。同日、国土交通省の届け出た国内分は総計33万8728台。このうち25万9479台については2008年に製造された車を対象とした新規のリコール。７万9249台についてはすでに原因究明のための「予防的措置」として届け出していたリコールの内容を通常のものに変更した。タカタ関連でのホンダの国内リコール台数は累計で約330万台となる。ホンダは米国でもリコールを届け出ているが、「現地当局がリコールの届け出を発表していないため、内容については現時点では公表できない」（ホンダ）としている。

タカタは20日、不具合が起きる可能性のある同社製エアバッグについて回収などの対策を実施することで米国運輸省・高速道路交通安全局（ＮＨＴＳＡ）と合意。合意をもとにしたタカタからの要請を受けてホンダは今回のリコールを実施した。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕