17日の東京外国為替市場で円相場は３営業日ぶりに反落した。17時時点では１ドル＝123円62～64銭近辺と、前日の17時時点と比べて14銭の円安・ドル高水準で推移している。

朝方は、やや円買い・ドル売りが先行した。米長期金利/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E4E1E0E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXの低下を受け、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが優勢だった前日の海外市場の流れを引き継いだ。

財務省が５月の貿易統計/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E6EBEBE2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX速報（通関ベース）を発表し、貿易収支の赤字幅が市場予想を下回ったと伝わったが、市場の反応は限定的だった。米連邦公開市場委員会/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE2E2E4E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX（ＦＯＭＣ）の結果を見極めたいとのムードが強く、持ち高を積極的に傾ける動きは限られ、円相場は方向感に乏しい展開となった。

午後の取引で、日経平均株価/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2E4EBE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXが下げ幅を縮小した場面では、投資家のリスク回避姿勢が後退し、円売り・ドル買いが出て円は前日比で下げに転じた。日本時間夕方なると、じわじわと円安・ドル高が進んだ。ＦＯＭＣの結果と、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のイエレン議長の会見で「米国の年内の利上げの方針が示されるとの観測から、利上げを織り込んだドル買いが入っている」（国内証券）との見方があった。