【ブリュッセル＝森本学】フランスのガス工場などで起きたテロ事件を巡って、欧州の首脳からは犠牲者を悼むとともに、テロとの戦いへ結束を訴える声が26日相次いだ。欧州連合（ＥＵ）のトゥスク大統領は同日閉幕したＥＵ首脳会議後の記者会見で、「心よりお悔やみ申し上げるとともに、結束の意を示したい」と強調した。

英国のキャメロン首相もＥＵ首脳会議後の記者会見で「これはどこでも起きうる危機だ。テロリズムに対抗する態勢を構築しなければならない」と強調。欧州が結束してテロと戦う必要があるとの姿勢をみせた。

メルケル独首相も同日、「フランスの事件は私たちが直面しているテロ攻撃の脅威をまざまざと見せつけた」と指摘。仏大統領への共感を示すとともに、結束して対応にあたる考えを示した。